自分のなかにある感覚、というか現代語で言うとDNA?がそうなのか、日本という、日本人ということに特別な想い、それは壮大で広く包み込まれる安心感のようなものを感じるのです。
そんななか、この本「神ながら意識」に出会いました。
自身の生きていくなかでの節目には、あたりまえに神社参拝される皆さんに、この「神ながら意識」は、より日本のことに惹かれていくことでしょう。
本来に持っている心が、微かに揺れ始め、忘れていた何かを思い出す、そうだったんだ。
それは自分の自信にも繋がって何かが変わり始めるような気がします。
古来の伝統が、元つ初めの振るえが、根源の息吹が息づいている国、それは二千年以上続く世界最古の軌跡の国、神ながらの国、神話が今もって生きている、神の国でもある。そして、日本のみが神の国ではなく、すべての国が神の国、世界中の人々が神の人。
そのなかでも、日本には、互いに頭を下げ合い、「お先にどうぞ」よ譲り合い、「お互い様ですね」と労い合い称え合っている。
この心持ちが、日の本の人々の深奥にまだある、とのことは、全くその通り、ココロが震えるほどです。
神道には「永遠の中今」という言葉あって、これは、「永遠の中にある今という瞬間はその内に永遠を宿し、過去も未来もすべて今の中にある」という意味です。
今を大事にすることが、過去も未来も大事にすることなのです。
著者はこのように述べられています。
なんということでしょう。
マインドフルネスの源流は日本の禅文化、その想いはもっと古くに遡り、日の本の国にその源流はあったことに、思わず気持ちが引き締まります。
自分自身の深奥にあるものを感じ、「自分の胸に聞いてみる」という態度を大切に、それが「神ながら意識」を生きる、ということ。著者の矢加部氏のこの言葉に心が大きく響きわたるとともに、「今の自分を観る」ことの大切さがピッタリ重なりました。
日本に恋せよ
その心持ち、分かち合い、紹介いたします。
神ながら意識(著者:矢加部幸彦)